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イコライザーのおすすめ設定ガイド!音質を劇的に変える調整術

イコライザーのおすすめ設定ガイド!音質を劇的に変える調整術

イコライザーのおすすめ設定ガイド!音質を劇的に変える調整術

こんにちは。シネモノ サイト運営者の館長です。

お気に入りのイヤホンやスピーカーで音楽を聴いているとき、もう少し低音に迫力が欲しいなとか、ボーカルをくっきり聴きたいなと感じることはありませんか。そんなときに役立つのがイコライザーですが、いざ設定画面を開くと数字やバーがたくさん並んでいて、どこを触ればいいのか迷ってしまいますよね。ネットで検索しても、どれが自分にとっての正解なのか判断するのは難しいものです。この記事では、私が実際に試して感動した数値や、多くのユーザーに支持されている定番のパターンを整理してご紹介します。自分好みのイコライザーのおすすめ設定を見つけることで、いつもの音楽体験が驚くほど鮮やかになるはずですよ。ぜひ最後までお付き合いくださいね。

音質を劇的に変えるイコライザーのおすすめ設定ガイド

イコライザーをいじり始めると、その変化の大きさに驚くはずです。まずは、多くの人が「これだ!」と認めた伝説的な設定から、ジャンル別の調整方法まで、基本となるパターンを見ていきましょう。自分の耳に馴染む音を見つける旅の始まりですね。

伝説のPerfectやイヤガズム設定を再現する

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イコライザー界隈で、まず試すべきと言われているのが「Perfect(パーフェクト)」「Eargasm Explosion(イヤガズム・エクスプロージョン)」という2つの設定です。これらは、特定のデバイスに依存せず、多くの楽曲を楽しく聴かせてくれる魔法のようなバランスとして知られています。

「Perfect」は、かつてiTunesユーザーの間で広まった設定で、人間の耳が捉えにくい低域と高域を補うようなカーブを描きます。一方で「Eargasm Explosion」は、その進化系とも言われ、より現代的な解像度重視の調整になっています。

伝説の設定値(10バンドの目安)

バンド32Hz64Hz125Hz250Hz500Hz1kHz2kHz4kHz8kHz16kHz
Perfect+3+6+9+7+6+5+7+9+11+8
Eargasm+3+6+9.5+7.5+6+5.5+7+4+11+8

実際に聴いてみると、音がパッと明るくなり、霧が晴れたような感覚を覚えるかもしれません。ただし、高域が強すぎると感じた場合は、8kHzや16kHzを少し下げて微調整してみてくださいね。

ロックやポップスの迫力を高めるジャンル別調整

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ロックやポップスを聴くときに一番こだわりたいのは、やはり楽曲が持つ「躍動感」と「エネルギー」ですよね。ドラムの重厚なキック、ベースの図太いライン、そして楽曲の顔であるボーカル。これらが一体となって押し寄せてくる感覚は、イコライザー調整でさらに引き出すことができます。

基本となる考え方は、中域を少し抑えつつ、低域と高域を強調する「V字型(ドンシャリ)」の構成です。しかし、ただ闇雲に端を上げるだけでは、肝心のボーカルが遠のいてしまったり、音がキンキンと刺さって聴き疲れの原因になったりします。私が実際に調整する際に意識しているのは、各楽器の「美味しい帯域」をピンポイントで突くことです。

ロック・ポップス向け「攻め」の設定目安

周波数帯域調整の目安得られる効果
60Hz – 100Hz+3 〜 +5dBバスドラムの「ドスッ」という重みと、ベースの底上げ。
250Hz – 400Hz-2 〜 -3dB音の濁りを取り、スネアやギターの抜けを良くする。
1kHz – 2kHz+1 〜 +2dBボーカルの芯を立たせ、歌声を一歩前に出す。
4kHz – 6kHz+3 〜 +4dBギターの歪みの質感や、スネアのキレを強調。
10kHz以上+1 〜 +2dBシンバルの余韻や、音全体の透明感をプラス。

特にロックの場合、ギターの歪んだ音が他の楽器を消してしまいがちですが、250Hz付近を少しカットすることで、モヤモヤした成分が消えて全体の見通しが驚くほど良くなります。また、ポップスではボーカルが埋もれないよう、1kHzから2kHzあたりをわずかに盛ってあげると、伴奏に負けない力強い歌声を楽しむことができますよ。

私がこの設定でライブ音源などを聴くと、まるで最前列でスピーカーの振動を直接浴びているような感覚になれるので、特にお気に入りです。もちろん、お使いのイヤホンがもともと低音強めな場合は、低域のブーストを控えめにするなど、自分の環境に合わせて「気持ちいいポイント」を探ってみてください。これこそが、音楽を自分色に染める醍醐味かなと思います。

館長のアドバイス

スネアの「バシッ」という乾いた音が好きなら、5kHzあたりを重点的にいじってみてください。逆に、ハイハットの音が耳に刺さって痛いと感じる場合は、8kHz付近を少しずつ下げていくと、迫力はそのままに聴きやすい音に落ち着きますよ。

クラシックの空気感を大切にするフラットな設定

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クラシックやアコースティック楽器の演奏を楽しむ際、最も大切にしたいのは「録音された現場の再現性」です。オーケストラやソロピアノの録音は、マイクの配置からホールの響かせ方まで、エンジニアが極限まで計算して制作しています。そのため、過度な味付けはかえって楽器の自然な音色を損なう原因になりかねません。基本的には「フラット(補正なし)」をベースにするのが、作り手の意図に最も近い音を聴くための正解だと言えます。

しかし、再生するイヤホンやスピーカーの特性によっては、本来あるはずの「繊細なニュアンス」が埋もれてしまうこともあります。そんなとき、私が隠し味として行うのが、超高域の微調整です。楽器の定位(どこで鳴っているか)や、ホールの広がりをより鮮明に描き出すためのポイントを整理しました。

楽器の質感を活かす微調整の目安

周波数帯域調整の方向性効果と狙い
20Hz – 100Hz0dB (フラット)コントラバスやティンパニの不自然な膨らみを抑え、解像度を保つ。
500Hz – 2kHz0 〜 +1dB木管楽器やピアノの基音となる帯域。密度感をわずかに高める。
8kHz – 12kHz+1 〜 +2dBバイオリンの倍音成分を引き出し、音に艶と「空気感」を与える。
16kHz以上+1dBホールの残響や空間の広がり、いわゆる「Air感」を演出する。

ここで特に注意したいのが、低域の扱いです。ロックのように低音をブーストしてしまうと、チェロやコントラバスが不自然に「ボワッ」と膨らんでしまい、繊細な弦の震えが聞こえなくなってしまいます。「低域は足さない、高域はそっと添える」くらいの気持ちで調整するのが、クラシックを美しく聴くためのコツですね。

ダイナミックレンジへの配慮

クラシックは音の最小音と最大音の差(ダイナミックレンジ)が非常に大きいため、イコライザーで無理に音圧を上げようとすると、フォルテッシモ(最大音量)の箇所で音が歪んでしまうことがあります。調整はあくまで「音色の微調整」に留め、音量は再生機器側のボリュームでコントロールするようにしましょう。

私自身、静かな夜にクラシックを聴くときは、この設定でバイオリンの弓が弦に触れる瞬間の音や、演奏が終わった直後のホールの静寂をじっくり味わっています。派手さはありませんが、聴けば聴くほど楽器それぞれのキャラクターが立ってくるのを感じられるはずですよ。お使いの再生環境の解像度を試すつもりで、ぜひ「フラット+α」の魅力を体験してみてください。

館長のこだわりポイント

ピアノソロを聴くときは、1kHzから4kHzあたりを完全にフラットに保つのがおすすめです。この帯域をいじりすぎると、ピアノ特有の透明感のある打鍵音が、安っぽい電子ピアノのような響きになってしまうことがあるからです。まずは「何も足さない」状態から、どうしても足りない部分だけを1dBずつ動かしてみてくださいね。

重低音とキレを両立するヒップホップ向け調整

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ヒップホップやEDM、R&Bといったジャンルを聴くとき、私たちが求めているのは「耳で聴く音」以上に「身体で感じる振動」ですよね。大型のウーファーが空気を震わせるあの感覚をイヤホンやホームシアタースピーカーで再現するには、一般的な低域(Bass)よりもさらに低い、「サブベース(Sub-Bass)」と呼ばれる帯域をどう扱うかが鍵となります。

サブベースは、主に32Hzから60Hz付近の音域を指します。ここを強調することで、地響きのような深みと、楽曲の土台となる圧倒的な重厚感が生まれます。ただし、この帯域は再生機器への負荷も大きいため、闇雲に上げるのではなく、高域とのバランスを考えた「キレ」の演出が不可欠です。

ダンスミュージックに最適化した「グルーヴ重視」の設定例

周波数帯域設定のポイント聴感上の変化
32Hz – 64Hz+5 〜 +8dB地響きのような重低音。楽曲のスケール感が拡大します。
125Hz – 250Hz+2 〜 +3dBキックドラムの「アタック感」を補強し、リズムを明快にします。
500Hz – 1kHz-2 〜 -4dB中域を少し削ることで、低域の輪郭がより際立ちます。
8kHz – 16kHz+4 〜 +6dBハイハットのキレや電子音の鋭さを出し、スピード感を演出。

ここで面白いのが、高域(8kHz以上)を思い切って上げることで、結果的に低音が引き締まって聴こえるという点です。重低音だけをブーストすると、どうしてもリズムがボヤけて「遅れて聞こえる」ような感覚になりがちですが、高域にエッジを立てることでビートに鋭い「キレ」が加わります。これが、まさに踊りたくなるようなグルーヴ感の正体なんです。

私自身、最新のチャート曲をチェックするときは、この設定をベースにして「低音の海」に浸るのが至福の時間です。電子音特有の鮮やかな質感が耳元で弾ける快感は、一度味わうと病みつきになりますよ。

音割れと機器への負担に注意

特に32Hz付近を大幅にプラスに振ると、再生機器(特に小型のスピーカーや安価なイヤホン)が物理的に耐えきれず、バリバリという「音割れ」を起こすことがあります。もし音が歪んで聞こえたら、ブースト量を下げるか、全体のプリアンプ(入力レベル)を数dB下げて調整してみてください。正確な許容範囲はデバイスの公式サイト等で確認することをおすすめします。

館長の小話

最近のEDMなどは、制作段階で最初からかなり低音が強調されているものも多いです。その場合は、イコライザーで盛るよりも、逆に中域(1kHz付近)を少しだけ持ち上げるほうが、ボーカルやリードシンセが埋もれずにバランス良く聴こえることもあります。楽曲に合わせて「盛りすぎかな?」と思ったら少し引いてみる。この引き算の美学も、ぜひ試してみてくださいね。

周波数帯域の特性を知り音の濁りや籠もりを消す

音の調整で一番の悩みは「音がこもる(ボワつく)」ことではないでしょうか。これは、250Hzから500Hz付近の「中低域」が渋滞しているときに起こりやすい現象です。このあたりの数値を2〜3dBほどカットしてあげると、驚くほど音がスッキリします。

周波数ごとの役割まとめ

それぞれの帯域がどんな役割を持っているか、なんとなく頭に入れておくだけで、「今日はボーカルを前に出したいから2kHzを少し上げよう」といった直感的な操作ができるようになりますよ。

デバイスや用途に応じたイコライザーのおすすめ設定

使う道具が変われば、最適な設定も変わるもの。ここでは、皆さんが普段使っているスマホやイヤホン、さらにはゲームや仕事といったシーン別の活用術を見ていきましょう。

AirPodsやiPhoneでのリスニングを最適化する

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iPhoneをお使いの方にとって、最も身近で手軽な音質改善の入り口が、iOS標準の「ミュージック」アプリ内にあるイコライザ設定です。ただし、iPhoneの標準設定は一般的なプレイヤーと違い、周波数バンドを自由に上下させるスライダーはありません。あらかじめ用意された20種類以上のプリセットから選ぶ形式になっていますが、実はこの中には「隠れた名設定」がいくつか存在します。

私がiPhoneで聴く際に、真っ先に試してほしいのが「Late Night」という設定です。本来は夜間に静かに聴くためのモードなのですが、その実態は「大きな音を抑えつつ、小さな音を持ち上げる」というコンプレッサーのような働きをします。これにより、全体の音圧がギュッと凝縮され、標準時よりも音がダイナミックでパワフルに聞こえるようになるんです。特に、騒音のある屋外でAirPodsを使っているときなどは、細かい音が埋もれずに耳に届くようになりますよ。

iPhone標準プリセットの使い分けガイド

プリセット名音の変化おすすめの利用シーン
Late Night音圧が上がり、全体的に音が濃くなる。屋外でのリスニング、迫力を出したい時。
Bass Booster低域を強調。ドラムのキックを強める。AirPods(第3世代)など開放型で低音不足の時。
Loudness低域と高域をバランス良く持ち上げる。小音量でもメリハリのある音で聴きたい時。
Acoustic中高域をスッキリさせ、歌声を通しやすくする。弾き語りやボーカル中心の楽曲を聴く時。

また、AirPods ProやAirPods Maxをお使いの方で、「もっと自分に合った音にしたい」という場合は、イコライザのさらに奥にある「ヘッドフォン調整」機能を活用してみてください。これはiOSの「アクセシビリティ」内にある機能で、個人の聴力や好みに合わせて音のバランスを自動で最適化してくれる、いわば「自分専用のオーダーメイドEQ」です。

知る人ぞ知る!究極のパーソナライズ手順

設定アプリ > アクセシビリティ > オーディオ/ビジュアル > ヘッドフォン調整をオンにします。ここで「カスタムオーディオ設定」を行うと、いくつかの音を聴き比べるだけで、あなたの耳に最適な周波数特性をiPhoneが自動で作り上げてくれます。標準のEQプリセットよりもさらに一歩踏み込んだ、「自分にしか聞こえない最高のバランス」に出会えるかもしれません。

私自身、初めてこのカスタム設定を試したときは、「自分のAirPodsってこんなにポテンシャルがあったのか!」と驚きました。まずは「Late Night」で手軽に迫力を出し、物足りなくなったら「ヘッドフォン調整」で深掘りしてみる……。この2ステップだけで、iPhoneでの音楽体験は劇的に向上しますよ。ぜひ、通勤や通学の合間に試してみてくださいね。

設定の競合に注意!

ミュージックアプリの「EQプリセット」とアクセシビリティの「ヘッドフォン調整」は同時に適用されます。両方を極端に設定すると音が歪んだり、バランスが崩れすぎたりすることがあります。まずは一方をオンにして様子を見ながら、少しずつ自分好みに寄せていくのがコツですよ。正確な操作手順については、Appleの公式サイト等も参考にしてみてくださいね。

SonyやBoseのイヤホン個性を引き出す専用アプリ

Sonyの「WH-1000XM5」やBoseの「QuietComfort」シリーズなどを使っているなら、メーカー専用アプリのイコライザーを使いましょう。これらはヘッドホン自体の性能に合わせて設計されているので、非常に効果が高いんです。

特にSonyのアプリにある「Clear Bass」は秀逸です。中域を汚さずに深い低音だけを増強できるので、+3から+5くらいに設定するだけで、迫力がグンと増します。Boseの場合は、中域が少し控えめな傾向があるので、アプリの3バンド調整で「Mid(中域)」を少しだけプラスに振ると、ボーカルがより艶やかに聴こえますよ。

SpotifyやAmazon Musicの機能を使いこなす

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現代のリスニング環境において、SpotifyやAmazon Musicといったストリーミングサービスは欠かせない存在ですよね。実は、これらのアプリ自体に搭載されている機能を賢く使うだけで、イコライザーの効果を何倍にも引き出すことができます。単に音を変えるだけでなく、サービス特有の仕様を理解して、再生環境全体を底上げする方法を見ていきましょう。

まず、Spotifyユーザーなら必ず活用したいのが、アプリ内の「6バンド・グラフィックイコライザー」です。10バンドほど細かくはありませんが、主要なポイント(60Hz、150Hz、400Hz、1.1kHz、3.9kHz、15kHz)をしっかり押さえているため、初心者の方でも直感的に「自分好みのカーブ」を作りやすいのが特徴です。

Spotifyの6バンドを攻略するコツ

ここで一つ、私が個人的に気をつけているポイントがあります。それはSpotifyの「音量の正規化(オーディオノーマライズ)」機能との兼ね合いです。これは曲ごとの音量を一定にする便利な機能ですが、オンにしているとイコライザーで極端にブーストした際に、自動で全体の音量が抑えられてしまい、迫力が減退することがあります。「音質重視」で楽しみたいときは、この機能をオフに設定して、純粋なEQの変化を楽しむのが館長流の楽しみ方です。

イコライザー調整前の「鉄則」

どんなに優れた設定を施しても、元の音源がスカスカでは意味がありません。まずは設定画面の「音質」項目で、再生レベルが「最高音質」(Spotifyなら約320kbps、Amazon MusicならHD/Ultra HD)になっているか、必ず確認してください。特に通信節約モードになっていると、高域がカットされてイコライザーの効果が半減してしまいます。

一方、Amazon Music(特にPC版)などは、アプリ自体に細かいイコライザー機能がない場合が多いですよね。そんな時は、デバイス自体のシステムEQや、サードパーティ製のアプリ(Windowsなら「Equalizer APO」、Macなら「eqMac」など)を介在させるのが正解です。Amazon Musicが提供する圧倒的な情報量(Ultra HD)を、システム側の強力なフィルターで磨き上げる。この「ソースの質+外部EQ」の組み合わせこそ、ストリーミングでハイエンドな音を鳴らすための最短ルートと言えるかもしれません。

館長の豆知識:Spotify Connectの落とし穴

スマホからWi-Fi経由でスピーカーに音を飛ばす「Spotify Connect」を使用している場合、スマホアプリ側でいじったイコライザー設定が反映されないことがあります。これは、スピーカー側が直接サーバーからデータを取得しているためです。この場合は、スピーカー側の管理アプリでEQを調整する必要があることを覚えておくと、迷わずに済みますよ!

最後に、設定を追い込む際は、必ず公式サイトやアプリのヘルプセンターで、最新のアップデート情報を確認するようにしてくださいね。各プラットフォームは頻繁に仕様変更を行うため、その時々のベストな接続方法を知っておくことが、快適なシネモノライフを支える一歩になります。最終的な調整は、ご自身の耳を信じて、楽しみながら進めてみてください。

FPSで敵の足音を鮮明にするゲーミング向け設定

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FPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲームにおいて、イコライザー調整は単なる音色の変更ではありません。それは、コンマ数秒の反応を分ける「タクティカル(戦術的)な武器」です。Apex LegendsやValorant、Call of Dutyといったタイトルでは、敵がどこから近づいているか、リロードの音がどこで鳴ったかという情報が勝敗を直結させます。ここでは、環境音に埋もれた微かな音を拾い上げるための、ゲーミング特化型調整術を深掘りしましょう。

最大のポイントは、音楽鑑賞とは真逆の考え方である「情報の取捨選択」にあります。一般的なゲーム音には、爆発音やBGMといった派手で重厚な低音がふんだんに含まれていますが、これらは「足音」や「装備が擦れる音」といった重要な高周波成分をかき消してしまう「マスキング効果」を引き起こします。これを防ぐために、あえて低域を大胆に削り、中高域を際立たせるのが定石です。

勝利を引き寄せる「聴き取り重視」の設定目安

周波数帯域調整の方向役割とメリット
100Hz以下大幅にカット空爆や爆発の地響きを抑制。耳の疲労を軽減し、静かな音を際立たせる。
200Hz – 500Hzややカット室内の反響や籠もりを除去。音の定位(方向)をより正確にする。
1kHz – 4kHz大胆にブースト足音の「カツカツ」という輪郭や、リロード音の主成分。ここが最重要。
4kHz – 8kHz適度にブースト銃声の鋭さや、敵の距離感を測るためのアタック感を強調。

この設定にすると、最初は「スカスカした軽い音」に感じるかもしれません。しかし、実際に戦闘が始まると、爆発の渦中でも敵の接近にいち早く気づける自分に驚くはずです。私自身、この「引き算の調整」を覚えてから、背後を取られる回数が格段に減りました。映画的な没入感は少し減りますが、勝つための「音の解像度」は間違いなく跳ね上がります。

定位感とサラウンド機能の注意点

イコライザーで特定の帯域をいじりすぎると、音が強調されすぎて距離感がバグってしまうことがあります。特に「バーチャルサラウンド」機能を併用している場合、EQとの相性によっては音がどこから鳴っているか分かりにくくなるケースも。まずはステレオ設定でEQを追い込み、その後にサラウンドの有無を試してみるのが賢明です。

館長のツール紹介

PCでプレイしているなら、「SteelSeries Sonar」や「Astro Command Center」といった専用ソフトを使うと、ゲームタイトルごとのプリセット(Apex用、Valorant用など)が用意されていて非常に便利です。これらをベースに、自分のヘッドセットの特性に合わせて中域を微調整するのが、最短で「勝てる音」を作るコツですよ。

FPSの世界では、音は視覚情報と同じ、あるいはそれ以上に重要です。自分の愛機が持つポテンシャルを最大限に引き出し、戦場での優位性を手に入れてください。設定の詳細や最新の推奨値については、各ハードウェアメーカーやゲームタイトルのコミュニティサイトもぜひチェックしてみてくださいね。最終的には、ご自身のプレイ環境に合わせた微調整こそが最強の武器になります。

ウェブ会議で声を明瞭にするイコライジング

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リモートワークが当たり前になった今、ZoomやMicrosoft Teamsなどを使ったウェブ会議は日常の一部ですよね。でも、相手の声がボソボソとこもって聞こえたり、逆に自分の声が相手にどう届いているか不安になったりすることはありませんか。実は、ビジネスシーンにおけるイコライザー活用は、単に音を良くするだけでなく、「聴き疲れを防ぐ」「コミュニケーションの誤解を減らす」という実用的なメリットがあるんです。

人の声の成分は、主に200Hzから4kHzあたりに集中しています。ここを戦略的に調整することで、まるで目の前で話しているかのような明瞭さを手に入れることができます。私が会議中に「聞き取りにくいな」と感じたときに実践している、即効性のある調整ポイントをまとめました。

ウェブ会議・通話向け「明瞭度重視」の設定目安

周波数帯域調整の内容ビジネス上の効果
200Hz – 500Hz2〜4dBカット男性の声特有の「ボワボワ感」を取り除き、スッキリさせる。
1kHz – 2kHz1〜2dBブースト声の「芯」を立たせ、騒がしい場所でも内容を把握しやすくする。
3kHz – 4kHz3〜5dBブーストサ行やタ行などの「子音」を強調し、言葉の輪郭をハッキリさせる。
8kHz以上少しカットマイクのホワイトノイズや、耳に刺さる高域の不快感を抑える。

特に重要なのは、200Hzから500Hz付近の「引き算」です。ここを少し削るだけで、ネットワーク圧縮特有の「籠もった感じ」が劇的に改善されます。また、3kHz付近を持ち上げると、言葉の「エッジ」が立つので、大切な商談やプレゼンテーションで相手の言葉を一言一句漏らさず聞き取りたいときに非常に役立ちますよ。

また、自分の声を届けるマイク側(入力側)の調整ができる場合は、100Hz以下の低域をバッサリ切る「ローカット」も有効です。これだけで、机を叩く音やエアコンの動作音といった「ボボボ」というノイズを相手に届けずに済み、清潔感のある知的な印象を相手に与えることができるかもしれません。

ツールの自動調整機能に注意!

Zoomなどの会議ツールには、標準で「ノイズ抑制」や「エコーキャンセレーション」機能が備わっています。これらが強力すぎると、イコライザーで調整した「良い声」が不自然にカットされてしまうことも。可能であればツールの設定で「オリジナルサウンド」を有効にし、その上で自分好みのEQをかけるのが、最も自然でクリアな声を届けるコツかなと思います。

館長のちょっとした工夫

私は大事な会議の前には、ヘッドセットの専用ソフトやPCのサウンド設定で、あえて「Treble(高域)」を少し強めにしておきます。こうすると、相手の滑舌が少し悪い場合でも、脳が言葉を補完しやすくなって、長時間の会議でも集中力が切れにくくなるんです。小さな工夫ですが、仕事のストレスを減らすための「自分への配慮」としておすすめですよ。

相手に安心感を与える声の設定は、ウェブ会議時代の新しいマナーと言えるかもしれません。まずは、ご自身の通話環境で「少しだけ中高域を上げてみる」ことから始めてみてはいかがでしょうか。なお、具体的な操作方法は各アプリやデバイスによって異なりますので、正確な手順は公式サイトのヘルプページなどで確認してくださいね。最終的には、相手とのスムーズな会話を最優先に、心地よいバランスを見つけてみてください。

究極のイコライザーのおすすめ設定を導き出す方法

色々とご紹介してきましたが、最終的に一番大切なのは「あなたの耳がどう感じるか」です。聴覚特性は人それぞれですし、イヤホンの種類によっても聞こえ方は全く違います。

自分だけの究極の設定を見つけるためのアドバイスとしては、まず「上げすぎないこと」を意識してみてください。特定の帯域を10dB以上も上げると、デジタル的な歪み(音割れ)が発生しやすくなります。何かを際立たせたいときは、それ以外の帯域を下げる「引き算」で考えるのが、クリアな音を保つ秘訣です。

館長のつぶやき

私はよく、一度設定が決まったらあえて丸一日そのまま過ごしてみます。翌朝、耳がリセットされた状態で聴いてみて「やっぱりいいな」と思えれば、それが自分にとっての正解。もし「ちょっとうるさいな」と感じたら、少しだけフラットに戻す。この繰り返しが、最高の音への近道ですよ。

イコライザーの設定に正解はありません。ここで紹介したイコライザーのおすすめ設定をヒントにしながら、いろいろな数値を試して、あなたにとって最高の音を探求してみてください。なお、数値データなどは一般的な目安ですので、お使いの機器の故障を防ぐためにも極端な設定には注意してくださいね。正確な仕様や推奨設定については、各メーカーの公式サイトもあわせてご確認ください。最終的な音の調整は、ご自身の判断で楽しんでいただければ幸いです。

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