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マーシャル スピーカー アプリMarshall Bluetooth Appの使い方

マーシャル スピーカー アプリの使い方|接続できない原因も解説

マーシャルのスピーカーを最大限に活用するためのアプリ、正確にはMarshall Bluetooth Appについて、詳しく知りたいと考えていませんか。このBluetooth アプリの対応機種や具体的な使い方、マーシャル アプリが無料なのかどうか、おすすめのアプリ イコライザー設定など、気になる点は多いでしょう。一方で、Embertonでアプリが使えない、アプリがつながらないのは偽物だからではないか、といったトラブルに直面している方もいるかもしれません。この記事では、基本的な使い方から、接続できないといった問題の解決策、さらにおすすめのスピーカーまで、マーシャルのアプリに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。

  • Marshallアプリの基本的な設定方法と使い方
  • イコライザーなど便利な機能の詳細
  • アプリに接続できない時の主な原因
  • トラブル発生時の具体的な対処法

マーシャル スピーカー アプリの基本と始め方

この章で解説する項目

アプリは無料でダウンロード可能

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結論から言うと、Marshall Bluetoothアプリは完全に無料で利用できます。iPhoneユーザーはApp Storeから、AndroidユーザーはGoogle Playから、それぞれ追加費用なしでダウンロードすることが可能です。

スピーカー本体は有料ですが、その性能を最大限に引き出すための公式アプリが無料で提供されているのは、ユーザーにとって大きなメリットと言えるでしょう。アプリをインストールするだけで、手元のスマートフォンからスピーカーの細かい設定をコントロールできるようになります。そのため、マーシャルの対応スピーカーを持っている方は、ぜひインストールすることをおすすめします。

ポイント

公式アプリ「Marshall Bluetooth」は、App StoreおよびGoogle Playから無料でダウンロードして、すべての機能を使用できます。

アプリ対応機種をチェック

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Marshall Bluetoothアプリは、マーシャルのすべてのスピーカーやヘッドホンに対応しているわけではありません。そのため、アプリを利用する前に、お持ちのモデルが対応機種に含まれているかを確認することが非常に重要です。

もし対応していない機種で接続しようとしても、アプリがデバイスを認識しないため、無駄な時間を使ってしまうことになります。

注意

アプリをダウンロードする前に、必ず公式サイトなどで最新の対応機種リストを確認してください。非対応機種の場合、アプリの機能は一切利用できません。

主な対応機種は以下の通りです。新しいモデルが追加されることもあるため、最終的には公式サイトで確認するのが最も確実です。

シリーズ主な対応モデル
ポータブルスピーカーMiddleton, Emberton II, Willen, Kilburn III, Emberton III, Willen II, Middleton II
ホームスピーカーActon III, Stanmore III, Woburn III, Acton II Bluetooth, Stanmore II Bluetooth, Woburn II Bluetooth
ヘッドホンMajor V, Minor IV, Monitor III A.N.C., Motif II A.N.C., Monitor II A.N.C., Minor III, Mode II, Motif A.N.C.
その他Bromley 750

Bluetoothのペアリング方法

アプリを使用するための最初のステップは、スピーカーとスマートフォンをBluetoothでペアリングすることです。この基本的な接続が完了していないと、アプリはスピーカーを認識できません。

ペアリング方法はモデルによって若干異なりますが、基本的な流れは共通しています。ここでは、一般的なホームスピーカー(Acton II, Stanmore II, Woburn IIなど)を例に手順を解説します。

ステップ1:スピーカーをペアリングモードにする

まず、スピーカー本体の電源を入れます。次に、「SOURCE」ボタンを長押しして、Bluetoothインジケーターがゆっくりと青く点滅する状態にしてください。これがペアリング待機中の合図です。

ステップ2:スマートフォンでスピーカーを選択

スマートフォンの「設定」からBluetoothをオンにします。利用可能なデバイスのリストに、お持ちのスピーカーのモデル名(例:「Acton II Bluetooth」)が表示されるので、それをタップして選択します。

ステップ3:ペアリングの完了

接続が成功すると、スピーカーから接続音が鳴り、Bluetoothインジケーターが点滅から点灯に変わります。これで、スマートフォンとスピーカーの基本的なペアリングは完了です。

補足

ヘッドホンやポータブルスピーカーの場合は、コントロールノブや専用のBluetoothボタンを長押しすることでペアリングモードに入ります。詳しい操作方法は、各製品の取扱説明書をご確認ください。

マーシャル スピーカーのBluetooth接続方法についてはこちらの記事で紹介しています。

アプリの初期設定と基本的な使い方

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スピーカーとスマートフォンのBluetoothペアリングが完了したら、いよいよMarshall Bluetoothアプリの設定に進みます。アプリの指示に従うだけで、簡単に設定を完了させることができます。

まず、アプリを起動すると、Bluetoothの使用許可を求めるポップアップが表示されるので「OK」をタップします。次に、利用規約に同意し、必要に応じてメールアドレスを登録(スキップも可能)すると、アプリが自動的に接続済みのスピーカーを検索し始めます。

画面にお持ちのスピーカーが表示されたら、モデル名の横にある「接続」をタップしてください。これでアプリとスピーカーの連携が完了し、様々な機能が利用できるようになります。

アプリの主な機能

アプリのイコライザーでおすすめの音質に

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Marshall Bluetoothアプリの最も魅力的な機能の一つが、音質を自分好みに調整できるイコライザー機能です。音楽のジャンルや気分に合わせてサウンドをカスタマイズすることで、リスニング体験が格段に向上します。

多くのモデルでは、低音から高音まで複数の周波数帯をスライダーで細かく調整できるフルイコライザーが搭載されています。しかし、Embertonシリーズなど一部のポータブルスピーカーでは、3種類のプリセットから選択する方式が採用されています。

どの設定が良いかわからない、という方もご安心ください。まずは以下の3つの基本的なプリセットを試してみるのがおすすめです。

おすすめのイコライザープリセット

  1. Marshallモード(バランスモード)
    マーシャルらしい骨太なロックサウンドを楽しめる、バランスの取れた設定です。ポップスやロック全般に適しており、まずはこのモードから試してみるのが良いでしょう。
  2. ドンシャリモード(Vシェイプ)
    低域(バスドラムやベース)と高域(シンバルなど)を強調した、迫力のあるサウンドです。ハードロックやヘヴィメタルなど、よりハードな音楽を聴く際に気持ちよく鳴ってくれます。
  3. ボーカル強調モード(中域強調)
    中音域をブーストすることで、ボーカルや楽器のメロディラインが聴きやすくなる設定です。歌を中心に音楽を楽しみたい方や、カラオケの練習用にも適しています。

これらのプリセットを基準に、さらに自分好みの微調整を加えていくことで、理想のサウンドを見つけることができます。

マーシャル スピーカー アプリのトラブル解決法

この章で解説する項目

アプリが使えない時に確認すること

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アプリが正常に動作しない、またはスピーカーに接続できない場合、いくつかの基本的な項目を確認することで解決するケースが多くあります。慌てずに、以下の点を確認してみてください。

接続トラブル時のチェックリスト

これらの基本的な確認事項を試すことで、多くの接続問題は解決に向かいます。それでも改善しない場合は、次のステップに進みましょう。

アプリがつながらないのは偽物だから?

「何度試してもアプリに接続できない。もしかして偽物を買ってしまったのでは?」と不安になる方もいるかもしれません。実際に、フリマアプリや非正規の販売店では精巧な偽物が出回っているケースも報告されています。

しかし、アプリに接続できない原因が、必ずしも偽物であるとは限りません。むしろ、ソフトウェアのバグや設定ミス、OSとの互換性の問題である可能性の方が高いです。

偽物かどうかを疑う前に、まずはこの記事で紹介しているすべてのトラブルシューティングを試してみてください。正規販売店(公式サイトや大手家電量販店など)で購入した製品であれば、偽物である可能性は極めて低いです。それでも解決せず、購入元に不安がある場合に限り、偽物を疑うという手順が賢明です。

もし製品が本物であると確信できる場合は、Bluetoothのキャッシュクリアやスピーカーの工場出荷時リセットといった、より高度な対処法を試す価値があります。

Embertonでアプリが接続できない時の対処法

特にポータブルスピーカーの「Emberton II」で、「アプリと接続しようとすると無限ループに陥る」という問題が多くのユーザーから報告されています。これは、特定のバージョンのAndroid OS(特にAndroid 14)とスピーカーの相性問題が原因である可能性が高いです。

Marshall EmbertonⅡ: Amazon公式サイトより引用

この問題に直面した場合、以下の対処法を試すことで改善されることがあります。

対処法1:Bluetoothキャッシュのクリア

スマートフォンに保存されている古いBluetooth接続情報が、新しい接続を妨害している可能性があります。以下の手順でキャッシュをクリアしてみてください。

Androidの場合

  1. 「設定」→「アプリ」に進む
  2. システムアプリを表示する設定にする
  3. アプリ一覧から「Bluetooth」を選択し、「ストレージ」をタップ
  4. 「キャッシュを消去」を実行する

iPhoneの場合

  1. 「設定」→「Bluetooth」に進む
  2. デバイス一覧からEmberton IIの横にある「i」アイコンをタップ
  3. 「このデバイスの登録を解除」を選択する
  4. スマートフォンを再起動する

対処法2:スピーカーの工場出荷時リセット

キャッシュのクリアでも解決しない場合は、スピーカー本体を工場出荷時の状態に戻す(ファクトリーリセット)のが有効です。これにより、ソフトウェア上の問題が解消されることがあります。

リセット方法:スピーカーの電源が入った状態で、Bluetoothボタンを7秒間長押しします。すべてのインジケーターが一度消灯し、スピーカーが再起動すればリセット完了です。

補足

工場出荷時リセットを行うと、すべてのペアリング情報や設定が削除されます。リセット後は、再度スマートフォンとのペアリングからやり直す必要があります。

アプリと連携できるスピーカーのおススメは?

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これからマーシャルのスピーカーを購入する方のために、アプリ連携を前提としたおすすめのモデルをいくつか紹介します。利用シーンに合わせて選ぶのがポイントです。

モデル名特徴おすすめの利用シーン
Emberton IIコンパクトで防水性能が高い。360度サウンドが魅力。アウトドア、お風呂、キッチンなど持ち運びたい場所
Acton IIIホームスピーカーのエントリーモデル。コンパクトながらパワフル。自室やリビングなど、据え置きで音楽を楽しみたい場合
Stanmore IIIActon IIIより一回り大きく、より豊かな中音域が特徴。広いリビングや、より音質にこだわりたい場合
Woburn IIIシリーズ最強のサウンド。圧倒的な没入感と迫力。ホームシアターや、最高の音響環境を求める場合

個人的には、まず自宅で使うならActon III、外にも持ち出したいならEmberton IIから検討するのがおすすめです。どちらもマーシャルらしいデザインとサウンドを手軽に楽しむことができ、アプリによるカスタマイズの恩恵も十分に受けられます。

総括:マーシャル スピーカー アプリの必要性

最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。

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