MarshallスピーカーのBluetooth接続方法についてお悩みではありませんか?「つながらない場合」や「ペアリングできない」といった問題に直面したとき、どのように対処すれば良いのか迷う方も多いでしょう。この記事では、Marshall製品を快適に利用するためのあらゆる情報を提供します。正しいペアリング手順はもちろん、iPhone接続時の具体的な設定、Acton IIなどモデルごとの接続方法の違い、そして意外と見落としがちな電源の確認方法まで、ステップバイステップで詳しく解説します。
さらに、Marshall Bluetoothアプリを使うことで何ができるのか、アプリがつながらないのは偽物なのかといった疑問にもお答えします。「Bluetoothがオフになっている」といった基本的な確認から、「デバイスが見つかりません」という表示が出たときの対処法まで、あなたの疑問を解消し、Marshall製品を最大限に活用できるようサポートします。
Marshall製品以外の接続方法はこちらの記事を参考にしてください。Bluetoothスピーカーの繋ぎ方と全機種対応の接続方法
- Marshall製品のBluetooth接続ができない場合の具体的な対処法
- 各モデル(Stanmore II、Acton、Major Vなど)の正しいペアリング手順と操作方法
- iPhoneでのMarshall製品の接続設定とトラブルシューティング
- Marshall Bluetoothアプリの活用方法と、接続問題の解決策
マーシャル スピーカーのBluetooth接続トラブル対処法
この章で解説する項目
- Bluetoothでつながらない場合の対処法
- ペアリングできないときは?
- ペアリングの正しい手順
- iPhone 接続の正しい設定手順
- Acton2 接続方法は他のモデルと違う?
- 電源がどこにあるかを確認しよう
Bluetoothでつながらない場合の対処法

MarshallのBluetoothスピーカーやヘッドホンがデバイスと接続できない場合、慌てる必要はありません。多くの場合、簡単な確認と対処で解決できます。Bluetooth接続の問題は、デバイス側の設定、スピーカーやヘッドホン側の状態、または周囲の環境に起因することがほとんどです。まずは、以下の基本的な対処法を順に試してみてください。
最初に確認すべきは、使用しているデバイス(スマートフォン、タブレット、コンピューターなど)のBluetooth機能がオンになっているかどうかです。意図せずオフになっていたり、再起動後に自動でオンに戻っていないケースも少なくありません。デバイスの設定画面からBluetoothの項目を確認し、もしオフになっていればオンに切り替えるだけで問題が解決することがあります。
次に、スピーカーやヘッドホンとデバイスの距離を確認しましょう。Bluetoothの通信範囲は通常約10メートルとされていますが、壁やドアなどの障害物があると通信が不安定になったり、接続が切れたりすることがあります。両方の機器をできるだけ近づけて、間に障害物がない状態で再度接続を試みてください。
また、周囲の電波干渉もBluetooth接続に影響を与えることがあります。電子レンジ、Wi-Fiルーター、ワイヤレスネットワークアダプター、蛍光灯、ガスレンジなど、同じ周波数帯域(2.4GHz帯)を使用する機器が近くにあると、電波が干渉し合い、接続が不安定になったり切断されたりする原因となります。これらの機器から離れて使用するか、一時的に電源を切って試すことも有効な対処法です。
さらに、デバイスやスピーカーのバッテリー残量も重要なポイントです。バッテリーが不足していると、Bluetooth接続が不安定になったり、そもそも電源が入らなかったりすることがあります。デバイスとMarshall製品の両方の充電状態を確認し、必要であれば充電を行ってから再度接続を試みてください。特に購入したばかりの製品は、十分に充電されていない場合があるので注意が必要です。
これらの基本的な確認を行っても接続できない場合は、一時的なソフトウェアの不具合の可能性も考えられます。デバイスとMarshall製品の両方を一度再起動し、Bluetooth機能をオフにしてから再度オンにする、といった手順を試してみることで、問題が解消されることがあります。
ペアリング できないときは?
MarshallのBluetoothスピーカーやヘッドホンがデバイスとペアリングできない場合、その原因は多岐にわたりますが、一つずつ確認していくことで解決の糸口が見つかります。
まず考えられるのは、スピーカーやヘッドホンがペアリングモードになっていないケースです。Marshall製品は、初めてデバイスと接続する際や、新しいデバイスと接続する際に、特定の操作でペアリングモードに切り替える必要があります。例えば、Major Vヘッドホンの場合、電源オフの状態からコントロールノブを2回長押しするとLEDが青色にゆっくり点滅し、ペアリングモードになります。Stanmore II Bluetoothスピーカーの場合は、SOURCEボタンを2秒間長押しするとBluetoothインジケーターが点滅を始めます。お使いのモデルの取扱説明書を確認し、正しいペアリングモードへの移行手順を踏んでいるか確認してください。
次に、お使いのデバイス(スマートフォン、タブレット、コンピューター)でBluetoothが有効になっていない可能性があります。Bluetooth機能がオフになっていると、Marshall製品を検出することができません。デバイスの設定画面を開き、Bluetooth機能がオンになっていることを確認しましょう。
また、他の機器にペアリングされていることもよくある原因です。Marshallのスピーカーやヘッドホンは複数台のデバイスを記憶できるものもありますが、同時に接続できる台数には限りがあります。例えば、Stanmore II Bluetoothは同時に2台のBluetooth機器と接続できますが、それ以上のデバイスが接続を試みている場合は問題が発生します。現在、Marshall製品が他のデバイスと接続されていないか確認し、もし接続されていれば一度その接続を解除してから、目的のデバイスとのペアリングを試みてください。
一部のスピーカーでは、Bluetooth接続時にPINコードの入力を求められる場合があります。通常、Marshall製品ではPINコードの入力は不要なことが多いですが、もしデバイスの画面に「Bluetoothペアリングの要求」などのメッセージが表示され、PINコードの入力を促された場合は、「0000」を試してみてください。
Bluetoothのバージョンの違いも接続に影響を与えることがあります。Bluetoothの技術は進化しており、古いバージョンの機器と最新の機器では互換性の問題が生じる可能性があります。お使いのデバイスとMarshall製品のBluetoothバージョンを確認し、著しく古いバージョンを使用している場合は、それが原因で接続が不安定になっている可能性も考慮に入れる必要があります。ただし、多くのMarshall製品は幅広いバージョンに対応しているため、これは比較的稀なケースです。
最後に、デバイスやスピーカーの一時的な不具合も考えられます。「ペアリング済み」と表示されるのに音声が流れない、あるいは全く検出されないといった場合は、デバイスやMarshall製品を一度再起動してみることで、内部の情報がリフレッシュされ、問題が解決することがあります。再起動後、Bluetooth設定を一度オフにしてから再度オンにし、ペアリングをやり直してみてください。
ペアリングの正しい手順

MarshallのBluetoothスピーカーやヘッドホンをデバイスと接続する際の正しいペアリング手順は、モデルによって細かな違いはありますが、基本的な流れは共通しています。初めての方でもスムーズに接続できるよう、主要なモデルごとの手順を具体的に説明します。
Stanmore II Bluetoothの場合:
- 電源オンと入力選択: まず、Stanmore II Bluetoothスピーカーの電源を入れます。スピーカー上部にあるSOURCEボタンを押し、入力ソースをBluetoothに切り替えます。Bluetoothが選択されると、対応するインジケーターが点灯します。
- ペアリングモード移行: SOURCEボタンを約2秒間長押しします。すると、Bluetoothインジケーターが点滅を始め、スピーカーがペアリングモードに入ったことを示します。
- デバイス側での操作: お使いのデバイス(スマートフォン、タブレット、コンピューターなど)のBluetooth設定を開き、Bluetooth機能をオンにします。デバイスのBluetoothリストに「STANMORE II」が表示されるので、それを選択してペアリングを許可します。
- 接続完了: ペアリングが完了すると、スピーカーのBluetoothインジケーターの点滅が止まり、点灯状態になります。これで接続は完了です。Stanmore IIは同時に2台のBluetooth機器と接続可能で、再生中のデバイスが優先されます。
Acton Bluetoothの場合:
- 電源オン: Acton Bluetoothスピーカーの電源が入っていることを確認します。
- ペアリングボタン: スピーカーの「ペア」ボタンを押します。赤いBluetoothインジケーターが急速に点滅し始め、ペアリングモードに入ったことを示します。
- デバイス側での操作: デバイスのBluetooth設定を開き、Bluetooth機能を有効にします。Bluetoothリストに「Acton Bluetooth」が表示されるので、それを選択してペアリングを承認します。
- 接続完了: スピーカーのBluetoothインジケーターが赤色の点灯に変わり、接続が完了します。Acton Bluetoothは最大6台のデバイスを記憶し、最後に接続されたデバイスに優先的に再接続を試みます。
Major III Bluetoothヘッドホン(およびMajor Vヘッドホン)の場合:
- 電源オンとペアリングモード移行: ヘッドホンの電源がオフの状態から始めます。コントロールノブを、LEDが青色にゆっくり点滅するまで(Major IIIの場合は濃い青色に点滅するまで)長押しし続けます。Major Vでは、電源オンの状態で2回押すことでもペアリングモードに入れます。
- デバイス側での操作: サウンドデバイスのBluetoothリストから「Major III Bluetooth」(または「MAJOR V」)を選択します。
- 接続完了: ペアリングが完了すると、インジケーターが消灯するか、白色に点灯します。これで音楽を楽しむ準備が整います。
Emberton IIの場合:
- 電源オン: スピーカーの操作ノブを長押しして電源をオンにします。
- ペアリングモード移行: LEDが赤色にゆっくり点滅するまでBluetoothボタンを長押しします。
- デバイス側での操作: オーディオ機器のBluetoothリストから「EMBERTON II」を選択します。
Marshall Bluetoothアプリの活用: 多くのMarshall製品は「Marshall Bluetooth」アプリに対応しており、アプリを通じてより簡単にセットアップや詳細設定を行うことができます。アプリをダウンロードし、起動して画面の指示に従うことで、スピーカーやヘッドホンをアプリに接続し、ファームウェアの更新やイコライザー設定など、製品の性能を最大限に引き出すことが可能です。特にスピーカーのカップリング機能(2台のスピーカーを同期させる)はアプリからのみ設定できます。
これらの手順に従うことで、Marshall製品とデバイスのペアリングをスムーズに行うことができます。もし問題が発生した場合は、各モデルのトラブルシューティングセクションも合わせて確認してください。
iPhone 接続の正しい設定手順
MarshallのヘッドホンやスピーカーをiPhoneに接続する際も、基本的なBluetoothペアリングの手順に沿いますが、iPhone特有の表示や操作について理解しておくと、よりスムーズに進められます。
基本的な接続手順:
- Marshall製品をペアリングモードにする: まず、接続したいMarshallのヘッドホンまたはスピーカーをペアリングモードにします。
- Marshall Major Vヘッドホン/Major III Bluetoothヘッドホン: ヘッドホンの電源がオフの状態から、コントロールノブ(またはマルチファンクションボタン)をLEDが青色に点滅するまで長押しします。Major Vでは、電源オンの状態でコントロールノブを2回押すことでもペアリングモードに入れます。
- Marshall Stanmore II Bluetoothスピーカー: SOURCEボタンを約2秒間長押しし、Bluetoothインジケーターが点滅するのを確認します。
- Marshall Acton Bluetoothスピーカー: 「ペア」ボタンを押します。赤いBluetoothインジケーターが急速に点滅します。
- Marshall Emberton IIスピーカー: Bluetoothボタンを長押しし、LEDが赤色にゆっくり点滅するのを確認します。 各モデルの正確な操作は、それぞれの取扱説明書で確認してください。
- iPhoneのBluetooth設定を開く: iPhoneのホーム画面から「設定」アプリをタップし、「Bluetooth」を選択します。
- Bluetoothをオンにする: Bluetoothのトグルスイッチがオフになっている場合は、オンに切り替えます。
- デバイスリストから選択: Bluetoothがオンになると、iPhoneは近くでペアリングモードになっているBluetoothデバイスを自動的に検索し、「その他デバイス」のリストに表示します。このリストに、接続したいMarshall製品のモデル名(例:「MAJOR V」、「STANMORE II」、「Acton Bluetooth」、「EMBERTON II」など)が表示されるはずです。
- ペアリングの承認: 表示されたMarshall製品のモデル名をタップします。iPhoneとMarshall製品の間でペアリングが開始されます。通常、PINコードの入力は不要ですが、もし求められた場合は「0000」を試してみてください。
- 接続完了の確認: ペアリングが成功すると、Marshall製品のインジケーターが点滅から点灯に変わり、iPhoneのBluetooth設定画面では「自分のデバイス」の項目にMarshall製品が表示され、「接続済み」と表示されます。
iPhone接続時のトラブルシューティング:
- 「その他デバイス」に表示されない場合:
- Marshall製品が本当にペアリングモードになっているか再確認してください。
- Marshall製品とiPhoneの距離を近づけてください。
- iPhoneのBluetoothを一度オフにしてから再度オンにしてみてください。
- iPhoneを再起動してみてください。
- Marshall製品を工場出荷時の設定にリセットしてから、再度ペアリングを試すことも有効です。ただし、リセットするとすべての設定が消去されるため、最終手段として検討してください。
- 以前接続できていたのに繋がらない場合:
- iPhoneのBluetooth設定で、Marshall製品の隣にある「i」アイコンをタップし、「このデバイスの登録を解除」を選択して一度ペアリング情報を削除します。その後、上記の手順で再度ペアリングをやり直してください。
- iPhoneのBluetoothキャッシュをクリアする(設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > ネットワーク設定をリセット)ことで改善することもありますが、これはWi-Fiパスワードなども消去されるため注意が必要です。
これらの手順とポイントを押さえることで、iPhoneとMarshall製品の確実な接続が可能です。
Acton2 接続方法は他のモデルと違う?

MarshallのActon II Bluetoothスピーカーの接続方法は、基本的なBluetoothペアリングの原理において他のMarshallスピーカーモデルと共通していますが、操作面でいくつかの特徴があります。
共通点:
- Bluetooth接続の基本: Acton IIもStanmore IIやWoburn IIと同様に、Bluetoothを利用してワイヤレスでオーディオデバイスと接続します。デバイス側でのBluetooth有効化、スピーカーのペアリングモード移行、デバイスリストからの選択という基本的な流れは同じです。
- Marshall Bluetoothアプリ対応: Acton II BluetoothもMarshall Bluetoothアプリに対応しており、アプリを通じてスピーカーのセットアップ、ファームウェアの更新、イコライザー設定、音量調整などを行うことができます。これは多くのMarshallスマートスピーカーに共通する機能です。
- AUX入力: Acton IIには3.5mmステレオ入力(AUX)が搭載されており、付属のコイル状ケーブルを使用して有線接続が可能です。これはStanmore IIにも共通する接続オプションです。
- スピーカーのカップリング機能: Acton II Bluetoothは、Acton II、Stanmore II、Woburn IIといった他のMarshall Bluetoothスピーカーと「カップリング」して、より大きなサウンドシステムを構築できます。この機能はMarshall Bluetoothアプリを通じて設定し、アンビエントモード(両方から左右の音を再生)またはステレオモード(片方が左、もう片方が右を再生)を選択可能です。
Acton II Bluetoothの主な特徴と違い:
- 電源レバーの操作: Acton II Bluetoothの電源のオン/オフは、スピーカー上部にある特徴的な電源レバーを操作して行います。レバーをスピーカーの前面に向けて引き続け、電源オン音が再生されインジケーターが点灯するまで保持します。オフにする際も同様にレバーを引き続け、電源オフ音が再生されインジケーターが消灯するまで保持します。これは、Stanmore IIも同様の電源レバー操作ですが、Emberton IIやMajor Vヘッドホンのようなコントロールノブでの電源操作とは異なります。
- ペアリングボタン: Acton Bluetooth(およびActon II Bluetooth)では、Bluetoothペアリングモードに移行するために専用の「ペア」ボタンを押す必要があります。これは、Stanmore IIがSOURCEボタンを長押しするのとは異なる操作です。
- 自動接続機能: Acton Bluetoothは、一度ペアリングされたデバイスが通信範囲内に戻ると自動的に再接続を試みる「自動接続」機能を備えています。また、最大6台のデバイスを記憶し、最後に接続されたデバイスに優先的に接続しようとします。この記憶機能は他のモデルにも共通しますが、自動接続の挙動にはモデルごとの差異がある場合があります。
結論として、Acton II Bluetoothの接続方法は、電源操作やペアリングモードへの移行方法にモデル固有の操作があるものの、基本的なBluetooth接続の概念やMarshall Bluetoothアプリの活用、AUX入力といった点は他のMarshallスピーカーモデルと共通しています。ユーザーは、お使いのモデルの取扱説明書を必ず確認し、正しい手順で接続を行うことが重要です。
電源がどこにあるかを確認しよう
Marshallのオーディオ製品を初めて使用する際や、久しぶりに使う際に、まず確認すべきは「電源がどこにあるか」そして「どのようにオン/オフするのか」です。モデルによって電源の操作方法や位置が異なるため、ここでは主要なMarshall製品の電源について具体的に説明します。
Marshall Stanmore II Bluetoothスピーカーの場合: Stanmore IIの電源は、スピーカーのトップパネルにある特徴的な電源レバーです。このレバーは、昔ながらのアンプのようなデザインで、操作感も特徴的です。
- 電源オン: 電源レバーをスピーカーの前面方向(手前)に引き続け、電源オン音が再生され、インジケーターの光が点灯するまでその状態をキープします。
- 電源オフ: 電源レバーをスピーカーの前面方向に引き続け、電源オフ音が再生され、すべてのインジケーターの光が消えるまでその状態をキープします。
Marshall Acton II Bluetoothスピーカーの場合: Acton IIもStanmore IIと同様に、トップパネルに電源レバーが配置されています。操作方法もStanmore IIとほぼ同じです。
- 電源オン: 電源レバーをスピーカーの前面に向けて引き続け、電源オン音が再生され、インジケーターが点灯するまで保持します。
- 電源オフ: 電源レバーをスピーカーの前面に向けて引き続け、電源オフのサウンドが再生され、すべてのインジケーターが消灯するまで保持します。
Marshall Emberton IIポータブルスピーカーの場合: Emberton IIはポータブルタイプのため、電源操作はトップパネル中央にある丸い操作ノブで行います。このノブは多機能で、電源のオン/オフだけでなく、再生/一時停止、曲送り/戻し、音量調節も兼ねています。
- 電源オン/オフ: 操作ノブを約2秒間押し続けることで、電源のオン/オフが切り替わります。
Marshall Major Vヘッドホン(およびMajor III Bluetoothヘッドホン)の場合: Marshallのヘッドホンは、イヤーカップに配置されたコントロールノブ(またはマルチファンクションボタン)で電源を操作します。
- 電源オン/オフ: コントロールノブを約1秒間長押しすることで、電源のオン/オフが切り替わります。Major IIIの場合は、長押しするとアラーム音が鳴って電源が入り、そのままさらに長押しすると2回目のアラーム音が鳴り、Bluetoothペアリングモードに入ります。
これらの製品では、電源が入るとLEDインジケーターが点灯したり、特定のサウンドが再生されたりすることで、電源状態を視覚的・聴覚的に確認できます。使用するMarshall製品のモデルを確認し、それぞれの電源操作方法を把握することが、スムーズな使用開始の第一歩となります。
マーシャル スピーカー Bluetoothの接続方法でアプリを使う

この章で解説する項目
- マーシャル スピーカー Bluetoothアプリでできること
- アプリの使い方をわかりやすく
- Bluetoothがオフになっている?
- デバイスが見つかりませんとは?
- アプリがつながらないのは偽物?
- もう一度 接続方法を見直す
⁂アプリのダウンロードはこちらからandroid Google Play 、Apple App Store
マーシャル スピーカー Bluetoothアプリでできること

Marshall Bluetoothアプリは、MarshallのBluetooth対応スピーカーやヘッドホンの機能を最大限に引き出し、よりパーソナルな音楽体験を提供するための強力なツールです。単なる接続補助アプリにとどまらず、サウンドのカスタマイズからデバイス管理まで、多岐にわたる機能が搭載されています。
まず、最も基本的な機能として、デバイスの接続とセットアップが挙げられます。アプリを起動すると、近くにある対応するMarshall製品を自動的に検出し、簡単なステップでペアリングを完了させることができます。特に、複数のMarshall製品を持っている場合でも、アプリ上で一元的に管理し、接続を切り替えることが可能です。
次に、サウンドのカスタマイズはアプリの大きな魅力の一つです。内蔵のイコライザー機能を使用することで、低音(BASS)と高音(TREBLE)のレベルを細かく調整し、好みに合わせた音質を作り出すことができます。ロック、ポップ、ジャズなど、再生する音楽ジャンルや個人のリスニング環境に応じて、最適なサウンドプロファイルを設定することで、より没入感のある音楽体験が得られます。例えば、Stanmore IIやWoburn IIといったスピーカーでは、アプリ上で直感的にイコライザーを操作できます。
さらに、アプリはファームウェアの更新をサポートしています。Marshallは製品の性能向上や新機能の追加、バグ修正のために定期的にファームウェアのアップデートを提供しています。アプリを通じて常に最新のファームウェアに保つことで、製品の安定性とパフォーマンスを維持し、最高の状態で利用することができます。アプリの「About」セクションでファームウェアのバージョンを確認し、更新があればアプリの指示に従って適用できます。
Marshall Bluetoothアプリのユニークな機能の一つに、スピーカーのカップリングがあります。Acton II、Stanmore II、Woburn II、Emberton IIといった対応モデルを2台所有している場合、アプリを使ってこれらをペアとして設定し、よりパワフルなサウンドシステムを構築できます。カップリングには「アンビエントモード」と「ステレオモード」の2種類があります。アンビエントモードでは、2台のスピーカーが同期して同じオーディオを再生し、各スピーカーが左右両方のチャンネルを出力するため、部屋の異なる場所に設置しても均一なサウンドを楽しめます。一方、ステレオモードでは、片方のスピーカーが左チャンネル、もう片方が右チャンネルを担当し、より広がりと奥行きのあるステレオサウンドを実現します。これは、特に同じ高さ、同じ距離、同じ方向に向けてスピーカーを設置する場合に最適です。
ヘッドホンモデル、例えばMajor Vでは、アプリを通じてMボタンのカスタムアクションを設定できます。デフォルトではSpotify Tapに設定されていますが、ユーザーの好みに合わせて他の機能に割り当てることが可能です。また、バッテリーの寿命を最適化するためのバッテリー保持レベルの選択もアプリから行えます。
その他、アプリではスピーカーのLEDライトの明るさ調整(Woburn IIなど)、デバイス名の変更、接続履歴の管理、入力ソースの切り替え(Bluetooth/AUX/RCA)といった便利な機能も提供されており、ユーザーは自分のMarshall製品をより直感的に、そしてパーソナルにコントロールすることができます。
アプリの使い方をわかりやすく
Marshall Bluetoothアプリは、Marshallのスピーカーやヘッドホンをより便利に、そして自分好みに設定するための強力なツールです。初めてアプリを使う方でも迷わないように、ダウンロードから基本的な使い方までを分かりやすく解説します。
1. アプリのダウンロードとインストール まず、お使いのスマートフォンやタブレットに「Marshall Bluetooth」アプリをダウンロードしてインストールします。
- iPhoneユーザー: App Storeを開き、「Marshall Bluetooth」と検索してダウンロードします。
- Androidユーザー: Google Playストアを開き、「Marshall Bluetooth」と検索してダウンロードします。
2. アプリの初回起動と権限の許可 アプリを初めて起動すると、いくつかの権限の許可を求められる場合があります。
- Bluetoothの使用許可: Marshall製品と接続するためにBluetooth機能の使用を求められます。「OK」をタップして許可してください。
- 利用規約への同意: アプリの利用規約が表示されるので、内容を確認し、同意にチェックを入れて「次へ」をタップします。
- 最新情報の受け取り(任意): メールアドレスの登録を促される場合があります。これはMarshall製品に関する最新情報を受け取るためのもので、スキップすることも可能です。
3. Marshall製品の準備とアプリへの接続 アプリを起動したら、接続したいMarshall製品をペアリングモードにします。
- スピーカーの場合(例: Stanmore II, Acton II, Woburn II, Emberton II): スピーカーの電源を入れ、Bluetoothインジケーターが点滅するペアリングモードにします(各モデルの取扱説明書に従ってください)。
- ヘッドホン(例: Major V, Major III)の場合: ヘッドホンの電源を入れ、コントロールノブ(またはマルチファンクションボタン)を操作してペアリングモードにします。
アプリのホーム画面で「ADD NEW DEVICE(新しいデバイスを追加)」を選択し、画面の指示に従います。アプリが近くにあるMarshall製品を自動的に検出し、モデル名と写真が表示されます。表示された製品をタップして接続を開始します。接続プロセス中に、デバイスのペアリング要求がポップアップ表示される場合がありますので、必ず「ペアリング」または「承認」を選択してください。
4. 接続完了とホーム画面の操作 接続が完了すると、アプリのホーム画面に接続されたMarshall製品のモデル名と写真が表示され、「接続済み」と表示されます。 ホーム画面のスピーカー写真部分をタップすると、音楽の再生/停止、曲送り/曲戻し、音量調節といった基本的なコントロールができます。また、入力ソース(Bluetooth/AUX/RCA)の切り替えもアプリ上から可能です。
5. 各機能の設定 接続された製品のホーム画面から、右端にある「…」または歯車アイコンをタップすると、詳細な設定メニューにアクセスできます。
- イコライザー: サウンドのカスタマイズができます。低音と高音のノブを動かすように、直感的にスライダーを調整して音質を好みに合わせられます。
- スピーカーのカップリング: 対応モデルを2台持っている場合、この機能から2台のスピーカーを同期させ、アンビエントモードまたはステレオモードを設定できます。
- 名前の変更: アプリ上で表示される製品の名前を変更できます。
- バージョン情報: ご使用の製品のモデル名やファームウェアバージョンを確認できます。
- ライト: スピーカー上部パネルのLEDライトの明るさを調整できます(対応モデルのみ)。
- Mボタン(ヘッドホンのみ): Major Vなどのヘッドホンでは、Mボタンに割り当てるカスタムアクションを設定できます。
Marshall Bluetoothアプリは、直感的で使いやすいインターフェースが特徴です。これらの手順を参考に、アプリを最大限に活用して、Marshall製品での音楽体験をさらに豊かなものにしてください。
Bluetoothがオフになっている?
Bluetoothデバイスが接続できないという問題に直面した際、最も単純でありながら見落とされがちな原因の一つが、「デバイスのBluetooth機能がオフになっている」ことです。これは、スマートフォン、タブレット、コンピューターなど、Marshall製品と接続しようとしているすべてのオーディオソースデバイスに共通して確認すべき基本的なポイントです。
なぜBluetoothがオフになるのか、いくつか理由が考えられます。
- 意図しない操作: デバイスの通知パネルや設定画面で、誤ってBluetoothのトグルスイッチをオフにしてしまった可能性があります。
- バッテリー節約: 一部のデバイスでは、バッテリー残量が少なくなった際に、電力消費を抑えるためにBluetoothなどの機能を自動的にオフにする設定になっていることがあります。
- 再起動後: デバイスを再起動した際に、Bluetooth機能が自動的にオンに戻らない設定になっている場合もあります。
- 機内モード: 機内モードをオンにすると、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信機能がすべてオフになります。
確認と対処の方法:
- スマートフォンの場合:
- iPhone: 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開き、Bluetoothアイコン(中央下部にある、特徴的な「B」のようなマーク)が青色になっているか確認します。もし灰色になっていれば、タップして青色に切り替えます。または、「設定」アプリを開き、「Bluetooth」を選択し、Bluetoothのトグルスイッチがオンになっていることを確認します。
- Android: 画面上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを開き、Bluetoothアイコンが有効になっているか確認します。または、「設定」アプリを開き、「接続済みのデバイス」や「Bluetooth」などの項目を選択し、Bluetoothがオンになっていることを確認します。
- コンピューターの場合:
- Windows: タスクバーの右下にある通知領域からBluetoothアイコンをクリックし、Bluetoothがオンになっているか確認します。または、「設定」>「デバイス」>「Bluetoothとその他のデバイス」に進み、Bluetoothのトグルスイッチがオンになっていることを確認します。
- Mac: 画面上部のメニューバーにあるBluetoothアイコンをクリックし、Bluetoothがオンになっているか確認します。または、「システム設定」>「Bluetooth」に進み、Bluetoothがオンになっていることを確認します。
Bluetoothがオフになっている場合は、オンに切り替えるだけで、Marshall製品がデバイスリストに表示され、接続できるようになることがほとんどです。この簡単な確認を怠らないようにしましょう。
デバイスが見つかりませんとは?

MarshallのBluetoothスピーカーやヘッドホンを接続しようとした際に、デバイスのBluetoothリストに製品名が表示されず、「デバイスが見つかりません」といった状況に陥ることがあります。これは、いくつかの原因が考えられる一般的な問題です。
1. Marshall製品がペアリングモードになっていない 最もよくある原因は、Marshall製品自体が「検出可能」な状態、つまりペアリングモードになっていないことです。Bluetoothデバイスは、新しい接続を確立するために特定の操作をしてペアリングモードに移行する必要があります。
- ヘッドホン(Major V, Major IIIなど): 電源オフの状態から特定のボタンを長押ししたり、電源オンの状態から特定のボタンを複数回押したりすることで、LEDインジケーターが点滅し、ペアリングモードに入ります。
- スピーカー(Stanmore II, Acton Bluetooth, Emberton IIなど): 専用のペアリングボタンを押すか、SOURCEボタンを長押しすることで、Bluetoothインジケーターが点滅し、ペアリングモードに入ります。 お使いのMarshall製品の取扱説明書を再度確認し、正しい手順でペアリングモードに移行しているかを確認してください。ペアリングモードには時間制限がある場合もあるため、時間切れになっていないかも注意が必要です。
2. 接続したいデバイスのBluetooth機能がオフになっている 前述の通り、スマートフォンやコンピューターなどのオーディオソースデバイスのBluetooth機能がオフになっていると、Marshall製品を検出できません。デバイスの設定画面でBluetoothがオンになっているか確認しましょう。
3. 距離が離れすぎている、または障害物がある Bluetoothの通信範囲は通常約10メートルです。Marshall製品とデバイスがこの範囲外にある場合や、間に厚い壁、金属製の家具、水槽などの通信を遮る障害物がある場合、デバイスが検出されないことがあります。両方の機器をできるだけ近づけ、間に障害物がない状態で再度検索を試みてください。
4. 電波干渉を受けている 電子レンジ、Wi-Fiルーター、コードレス電話など、同じ2.4GHz帯の周波数を使用する他の電子機器が近くにあると、Bluetoothの電波が干渉を受け、検出が妨げられることがあります。これらの機器から離れて試すか、一時的に電源を切ってみることも有効です。
5. デバイスのBluetoothキャッシュの問題 稀に、接続しようとしているデバイス(スマートフォンやPC)のBluetooth機能自体に一時的な不具合が生じている場合があります。
- デバイスのBluetoothを一度オフにしてから再度オンにする。
- デバイスを再起動する。
- デバイスのBluetooth設定から、過去に接続したことのある不要なデバイスのペアリング情報を削除する。
- (Androidの場合)Bluetoothアプリのキャッシュをクリアする。 といった対処法が有効な場合があります。
6. Marshall製品の一時的な不具合 Marshall製品自体に一時的なソフトウェアエラーが発生している可能性もゼロではありません。
- Marshall製品の電源を一度オフにしてから再度オンにする。
- Marshall製品を工場出荷時の設定にリセットする。リセットするとすべてのユーザー設定が削除され、再ペアリングが必要になりますが、これが最終的な解決策となることもあります。
これらの原因と対処法を順に確認していくことで、「デバイスが見つかりません」という問題を解決できる可能性が高まります。
アプリがつながらないのは偽物?

Marshall Bluetoothアプリがスピーカーやヘッドホンに接続できない場合、「もしかして偽物なのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アプリが接続できないからといって、すぐに製品が偽物であると断定するのは早計です。多くの場合は、技術的な問題や設定ミスが原因であり、偽物である可能性は低いと言えます。
アプリが接続できない主な理由(偽物ではない場合):
- 基本的な接続手順の不備:
- Marshall製品がペアリングモードになっていない: アプリで接続しようとする前に、スピーカーやヘッドホンが正しくペアリングモードになっているか確認が必要です。各製品の取扱説明書に従って、Bluetoothインジケーターが点滅している状態にしてください。
- デバイスのBluetoothがオフになっている: スマートフォンやタブレットのBluetooth機能がオフになっていると、アプリも製品を検出できません。
- 他のデバイスと接続済み: Marshall製品が既に別のデバイスとBluetooth接続されている場合、アプリから接続できないことがあります。一度、そのデバイスとの接続を解除してからアプリを試してください。
- ファームウェアのバージョン:
- Marshall製品のファームウェアが古すぎる場合、最新のMarshall Bluetoothアプリと互換性がないことがあります。この場合、まずは手動でBluetoothペアリングを行い、アプリに接続できたらファームウェアを更新する必要があります。
- 逆に、アプリのバージョンが古すぎる場合も問題が生じることがあります。App StoreやGoogle Playでアプリのアップデートがないか確認してください。
- アプリの一時的な不具合:
- アプリ自体に一時的なバグやフリーズが発生している可能性があります。アプリを完全に終了させてから再起動する、スマートフォンの再起動を試す、といった基本的な対処法で改善することがあります。
- 電波干渉や距離の問題:
- 周囲の電波干渉(Wi-Fi、電子レンジなど)や、Marshall製品とスマートフォンの距離が離れすぎている、間に障害物がある、といった物理的な要因もアプリの接続に影響を与えることがあります。
- 製品の一時的なソフトウェアエラー:
- Marshall製品自体に一時的なソフトウェアエラーが発生している場合、アプリからの接続が妨げられることがあります。この場合、製品の電源を入れ直す、または工場出荷時の設定にリセットする(リセット方法については取扱説明書を参照)ことで解決する可能性があります。
偽物の可能性について: Marshall製品の偽物が出回っている可能性はゼロではありませんが、アプリが接続できないことだけで判断するのは難しいです。もし製品の真贋について懸念がある場合は、以下の点を考慮してください。
- 購入元: 公式ストアや正規販売店から購入した製品であれば、偽物である可能性は極めて低いです。
- 製品の品質: 明らかに安価であったり、製品の質感、ロゴの印刷、付属品の品質が粗悪である場合は注意が必要です。
- シリアルナンバー: 製品に記載されているシリアルナンバーをMarshallの公式サイトで登録または確認できるか試すことも有効です。
アプリが接続できない場合は、まずは上記のような技術的なトラブルシューティングを試みることが重要です。それでも解決しない場合や、製品の品質に疑問がある場合にのみ、偽物の可能性を視野に入れて正規のサポートに問い合わせることをお勧めします。
もう一度 接続方法を見直す
Bluetooth接続に問題が生じた際、様々な対処法を試しても解決しない場合は、一度冷静になって、基本的な接続方法を最初から見直すことが非常に重要です。見落としがちな小さな手順や、モデル固有の操作が原因となっていることが少なくありません。
1. デバイスとMarshall製品の電源・充電状況を確認する
- 両方の電源が入っているか: スマートフォン、タブレット、PC、そしてMarshallスピーカーやヘッドホンの両方の電源がオンになっていることを確認してください。
- バッテリー残量: バッテリーが不足していると、接続が不安定になったり、そもそもペアリングモードに入れない場合があります。両方のデバイスが十分に充電されているか確認しましょう。
2. Marshall製品を「ペアリングモード」にする これが最も重要なステップです。Marshall製品は、新しいデバイスと接続する際に「検出可能」な状態にする必要があります。
- ヘッドホン(Major V, Major IIIなど): 電源オフの状態からコントロールノブを長押し(または電源オンの状態で複数回押す)ことで、LEDが点滅し、ペアリングモードに入ります。
- スピーカー(Stanmore II, Acton II, Emberton IIなど): 専用のペアリングボタンを押すか、SOURCEボタンを長押しすることで、Bluetoothインジケーターが点滅し、ペアリングモードに入ります。
- ポイント: 各モデルによって操作が異なります。必ずお手持ちの製品の取扱説明書を参照し、正確なペアリングモードへの移行方法と、インジケーターの点滅パターンを確認してください。ペアリングモードには時間制限がある場合もあるので、時間切れになる前に次のステップに進みましょう。
3. デバイスのBluetooth設定を確認する
- Bluetoothがオンになっているか: スマートフォンやPCのBluetooth機能がオフになっていないか確認し、オンに切り替えます。
- 「その他デバイス」に表示されるか: Bluetooth設定画面で、Marshall製品のモデル名が「その他デバイス」や「利用可能なデバイス」のリストに表示されるか確認します。
- 過去のペアリング情報を削除する: もし以前に接続したことがあり、「自分のデバイス」や「ペアリング済みデバイス」のリストにMarshall製品が表示されているにもかかわらず接続できない場合は、一度その情報を削除(「このデバイスの登録を解除」など)してから、再度ペアリングを試みてください。これにより、古い接続情報がクリアされ、新しい接続が確立しやすくなります。
4. 周囲の環境を見直す
- 距離と障害物: Marshall製品とデバイスの距離を1メートル以内に近づけ、間に壁や大きな家具などの障害物がないことを確認します。
- 電波干渉: 電子レンジ、Wi-Fiルーター、コードレス電話など、Bluetoothと同じ周波数帯域を使用する他の電子機器が近くにある場合、一時的にそれらの電源を切ってみるか、場所を移動して試してください。
5. デバイスとMarshall製品を再起動する
- 一時的なソフトウェアの不具合は、再起動で解決することがよくあります。スマートフォンやPC、そしてMarshall製品の電源を一度完全に切り、数秒待ってから再度電源を入れ直してみてください。
6. Marshall Bluetoothアプリを活用する
- 対応するMarshall製品であれば、「Marshall Bluetooth」アプリをダウンロードして使用することをお勧めします。アプリは、製品のセットアップをガイドし、ファームウェアの更新や詳細設定(イコライザーなど)を行うことができます。アプリを通じて接続が確立されることで、問題が解決することもあります。
これらの手順を一つずつ丁寧に見直すことで、ほとんどのBluetooth接続の問題は解決するはずです。焦らず、落ち着いて確認作業を行ってください。
MarshallスピーカーBluetooth接続方法のまとめ
MarshallスピーカーのBluetooth接続に関する重要なポイントを以下にまとめた。
- デバイスとMarshall製品のBluetooth機能がオンになっているか確認する
- スピーカーやヘッドホンが正しいペアリングモードになっているか確認する
- デバイスのBluetoothリストに製品名が表示されるか確認し、選択する
- 機器同士の距離を近づけ、間に障害物がない状態にする
- 電子レンジやWi-Fiルーターなど、電波干渉源から離れて試す
- デバイスとMarshall製品のバッテリー残量を十分に確保する
- PINコードを求められた場合は「0000」を試す
- デバイスやMarshall製品を一度再起動してみる
- デバイスのBluetooth設定から、過去のペアリング情報を削除する
- Marshall Bluetoothアプリをダウンロードし、最新バージョンに更新する
- アプリを通じて製品のセットアップ、ファームウェア更新、イコライザー設定を行う
- Acton IIの電源はレバー操作、Emberton IIやMajor Vはノブ操作であることを把握する
- アプリが接続できない場合でも、すぐに偽物と判断せずトラブルシューティングを試す
- 複数のスピーカーを同期させるカップリング機能はアプリから設定する
- 接続問題解決には、焦らず基本的な手順を一つずつ確認することが重要