Soundcoreイコライザーの重低音設定!おすすめを紹介

Soundcoreのスピーカー、イヤホンやヘッドホンで、もっと迫力のある音楽体験をしたいと思いませんか?

この記事では、Soundcoreイコライザーのおすすめ設定、特に多くの方が求める重低音の設定方法を分かりやすく解説します。イコライザーのメリット・デメリットといった基本から、話題のパーフェクト設定の再現方法、そしてライブ感を出すための具体的なコツまで、幅広くカバーしました。

さらに、人気のlife p3やliberty 4、p40iといった機種別設定についても詳しく触れていきますので、ご自身のデバイスに最適な、心に響くサウンドがきっと見つかるはずです。

  • Soundcoreイコライザーの基本的な使い方
  • 迫力ある重低音を生み出す設定のコツ
  • 人気のパーフェクト設定やライブ感を出す方法
  • 主要モデルごとのおすすめカスタマイズ
目次

Soundcoreイコライザー重低音設定の基本知識

この章で解説する項目

  • イコライザーのメリット・デメリットとは?
  • 迫力ある重低音設定のポイント
  • Soundcoreイコライザーのおすすめ設定
  • 話題のパーフェクト設定を再現する方法
  • Soundcoreイコライザーでライブ感を出す

イコライザーのメリット・デメリットとは?

イコライザーのメリット・デメリットとは?
イメージ画像シネモノ

Soundcore製品の魅力を最大限に引き出す機能の一つが「イコライザー」です。しかし、この機能を効果的に使うためには、そのメリットとデメリットを正しく理解しておく必要があります。

まず、最大のメリットは、音質を自分の好みに合わせて自由にカスタマイズできる点です。音楽のジャンルや、その日の気分に合わせて、特定の音域を強調したり、逆に抑えたりすることができます。

イコライザーの主なメリット

  • 重低音の強化:ロックやEDMの迫力を増したいときに、低音域を持ち上げて体の芯に響くようなサウンドを作れます。
  • ボーカルの明瞭化:ポップスやバラードで、ボーカルの声を際立たせ、歌詞を聴き取りやすく調整可能です。
  • 高音のクリアさ:クラシックやジャズで、シンバルや弦楽器の繊細な音をよりクリアに楽しめます。
  • 聴き疲れの軽減:耳に刺さるような高音域を少し下げることで、長時間のリスニングでも快適になります。

一方で、イコライザーにはデメリットや注意点も存在します。知識なしに設定を大きく変更すると、かえって音のバランスを崩してしまう可能性があります。

イコライザーの主なデメリット

  • 音質の劣化:過度に特定の周波数をブースト(増幅)すると、音が割れたり、歪んだりする原因になります。
  • 不自然なサウンド:全体のバランスを考えずに調整すると、特定の楽器だけが浮いて聴こえるなど、不自然な音になりがちです。
  • 本来の音源の良さを損なう:アーティストやエンジニアが意図したオリジナルのサウンドバランスが失われてしまうことがあります。

このように、イコライザーは諸刃の剣とも言えます。基本を理解し、少しずつ調整を試していくことが、自分だけの理想のサウンドを見つけるための鍵となります。

迫力ある重低音設定のポイント

迫力ある重低音設定のポイント
イメージ画像ンシネモノ

多くのユーザーがイコライザーに求める「迫力ある重低音」。これを実現するためには、単に低音域のバーを上げるだけでは不十分です。重要なのは、他の音域とのバランスです。

1. 低周波数帯域を持ち上げる

まず基本となるのが、低音域を担当する周波数の調整です。Soundcoreアプリでは、一番左に位置する「100Hz」や「200Hz」の帯域がこれに該当します。
ここを持ち上げることで、バスドラムのアタック感やベースラインの厚みが増し、サウンド全体に迫力が生まれます。最初は+3dBから+6dB程度まで上げてみて、好みの量感を探ってみましょう。

2. 中音域を調整してクリアさを保つ

低音を上げると、音がこもってしまい、ボーカルや他の楽器が埋もれてしまうことがあります。これは「マスキング効果」と呼ばれる現象です。
これを防ぐために、中低音域にあたる「400Hz」あたりを少し下げるのが効果的です。-1dBから-2dB程度下げるだけで、こもり感が解消され、サウンド全体の見通しが良くなります。

3. 全体のバランスを整える

低音を強調すると、相対的に中高音域が弱く感じられることがあります。ボーカルの存在感を保ちたい場合は「1.6kHz」や「3.2kHz」を、シンバルなどのきらびやかさが欲しい場合は「6.4kHz」以上を少し持ち上げると、バランスの取れたパワフルなサウンドになります。

「ドンシャリ」を意識しよう

低音(ドン)と高音(シャリ)を強調し、中音域をやや抑えめにする設定は「ドンシャリ」と呼ばれ、迫力と爽快感を両立できる人気の設定です。重低音を重視しつつもクリアなサウンドを目指すなら、このドンシャリ傾向を意識して調整するのがおすすめです。

Soundcoreイコライザーのおすすめ設定

Soundcoreイコライザーのおすすめ設定
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「自分で調整するのは難しい」と感じる方のために、まずはここから試してほしい、汎用性の高いおすすめ設定をいくつかご紹介します。これらをベースに、自分の好みに合わせて微調整してみてください。

バランス重視の万能設定

どんなジャンルの音楽にも比較的合わせやすい、バランスを重視した設定です。デフォルト設定から少しだけ低音と高音を強調し、音楽の魅力を引き立てます。
100Hz:+2, 200Hz:+1, 400Hz:0, 800Hz:0, 1.6kHz:+1, 3.2kHz:+2

ボーカル強調のクリア設定

J-POPやバラードなど、ボーカルを主役として楽しみたい方向けの設定です。ボーカルが際立つ中音域を持ち上げ、低音は少し控えめにします。
100Hz:+1, 200Hz:0, 400Hz:0, 800Hz:+2, 1.6kHz:+3, 3.2kHz:+1

映画・ゲーム向けの迫力設定

映画の効果音やゲームの足音など、臨場感を高めたい場合の設定です。重低音をしっかりと響かせつつ、高音域も持ち上げて細かな音を拾いやすくします。
100Hz:+4, 200Hz:+2, 400Hz:-1, 800Hz:0, 1.6kHz:+2, 3.2kHz:+3

まずはSoundcoreアプリにプリセットされている「ベースブースター」や「ロック」などを試してみるのも良い方法ですよ。その設定がどのように各周波数を調整しているのかを見るだけでも、とても参考になります。

話題のパーフェクト設定を再現する方法

話題のパーフェクト設定を再現する方法
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オーディオ好きの間で「どんな曲も良い音で聴ける」と話題になることがある「パーフェクト設定」。これは元々、AppleのiTunes(現在のミュージックアプリ)に搭載されていたプリセットの一つです。
Soundcoreアプリのイコライザーはバンド数(調整できる周波数の数)が異なるため、完全に同じ設定を再現することはできませんが、その特徴的なカーブを参考に、近いサウンドを目指すことは可能です。

パーフェクト設定の大きな特徴は、中音域を谷のように下げ、低音域と高音域を山のように持ち上げる、なだらかなW字カーブを描く点にあります。これにより、迫力とクリアさを両立させています。

Soundcoreアプリでのパーフェクト風設定の目安

機種にもよりますが、8バンドのイコライザーの場合、以下のような設定値が一つの目安になります。

周波数調整値の目安
100Hz+3dB
200Hz+2dB
400Hz+1dB
800Hz-2dB
1.6kHz-1dB
3.2kHz+1dB
6.4kHz+2dB
12.8kHz+3dB

この設定はあくまで一例です。お使いのイヤホンやヘッドホンの特性、そして何よりご自身の耳の感覚に合わせて、「800Hz」や「1.6kHz」の下げ具合、「100Hz」や「12.8kHz」の上げ具合を微調整し、最も心地よいと感じるポイントを探してみてください。

Soundcoreイコライザーでライブ感を出す

Soundcoreイコライザーでライブ感を出す
イメージ画像シネモノ

まるでライブ会場にいるかのような、臨場感あふれるサウンドをイコライザーで再現したい、と考えたことはありませんか?その鍵は、低音の響きと高音の伸びにあります。

ライブサウンドの特徴は、体に直接響くようなバスドラムやベースの重低音と、シンバルやハイハットのきらびやかな高音です。この音響特性を再現するためには、イコライザー設定でいわゆる「V字カーブ」を作るのが最も効果的です。

具体的には、以下のように調整します。

  1. 低音域を大胆に持ち上げる:「100Hz」と「200Hz」を+4dB以上、思い切って上げてみましょう。これにより、ライブ特有の空気の振動を感じさせるようなパワフルな低音が生まれます。
  2. 高音域もしっかりと持ち上げる:「6.4kHz」と「12.8kHz」も同様に持ち上げます。これにより、音の輪郭がはっきりとし、ライブの熱気や空間の広がりを感じさせる爽快感が加わります。
  3. 中音域を少し下げる:ボーカルやギターの基音が含まれる「800Hz」や「1.6kHz」を-1dBから-3dB程度下げます。これにより、左右の音の分離が良くなったように感じられ、サウンドに立体感が生まれます。

このV字設定は、特にロックやポップス、EDMといったジャンルのライブ音源を聴く際に真価を発揮します。一方で、アコースティックなライブやクラシックなど、繊細な中音域が重要な音楽には向かない場合もありますので、聴く音楽に合わせて使い分けるのがおすすめです。

機種別soundcoreイコライザー重低音設定のコツ

この章で解説する項目

  • 人気の機種別設定を見ていこう
  • Soundcore Life P3のバランス設定
  • Soundcore P40iのクリアな音質設定
  • Soundcore Liberty 4の最適化設定
  • Soundcoreイコライザー重低音設定の総まとめ

人気の機種別設定を見ていこう

ここからは、Soundcoreの中でも特に人気の高い3つのモデル「Soundcore Life P3」「Soundcore P40i」「Soundcore Liberty 4」に焦点を当てて、それぞれの音質特性に合わせたイコライザー設定のコツを解説していきます。

イヤホンやヘッドホンは、機種ごとに搭載されているドライバーや内部構造が異なるため、元々のサウンドに個性があります。その個性を理解し、長所を伸ばしたり、短所を補ったりするのが、イコライザーを上手に活用するポイントです。ご自身がお持ちの機種の項目をぜひ参考にしてください。

Soundcore Life P3のバランス設定

Anker Soundcore Life P3
Amazon公式サイトより引用

Soundcore Life P3は、比較的手頃な価格ながら、デフォルトで非常にパワフルな重低音が楽しめることで人気のモデルです。そのため、イコライザー設定では、その迫力を活かしつつ、全体のバランスを整える方向性がおすすめです。

P3は低音が強めな分、人によっては中音域が少しこもって聴こえたり、ボーカルが埋もれがちに感じられたりすることがあります。そこで、以下のような調整が効果的です。

Life P3 おすすめバランス設定

  • 100Hzを少し下げる or そのまま:元々の低音が十分なため、上げすぎは禁物です。フラット(0)か、少しこもりが気になるなら-1dB程度に設定します。
  • 400Hzを下げる:こもり感の主な原因となりやすいこの帯域を-2dBほど下げることで、サウンド全体がスッキリします。
  • 1.6kHzと3.2kHzを持ち上げる:ボーカルの明瞭度や楽器の輪郭をはっきりさせるため、これらの中高音域を+2dBから+3dB程度持ち上げます。

この設定により、Life P3が持つ本来の迫力を損なうことなく、よりクリアで聴きやすいバランスの取れたサウンドを目指すことができます。

Soundcore P40iのクリアな音質設定

Anker Soundcore P40i
Amazon公式サイトより引用

Soundcore P40iは、特定の音域が極端に強調されることのない、比較的フラットでバランスの取れたサウンドが特徴のモデルです。そのため、イコライザーでの調整は、元の素直な音質を活かしながら、自分の好みに合わせて味付けをしていくようなイメージになります。

重低音を強化したい場合でも、過度なブーストは必要ありません。

P40i おすすめ重低音強化設定

  • 100Hzと200Hzを緩やかに持ち上げる:デフォルトのバランスを崩さないよう、+2dBから+4dBの範囲で緩やかに低音域を持ち上げます。
  • 中音域は基本的にフラット:P40iは中音域がクリアなため、無理に下げる必要はありません。ボーカルをより近くに感じたい場合に、800Hzや1.6kHzを+1dB程度する微調整が効果的です。
  • 高音域で爽快感をプラス:お好みで6.4kHz以上を少し持ち上げると、低音の迫力と高音の抜けの良さが両立した、いわゆる「綺麗なドンシャリ」サウンドになります。

P40iはクセがない分、イコライザーの効果が素直に反映されやすいモデルです。色々なジャンルの曲を聴きながら、少しずつバーを動かして、自分だけのベストな設定を探す楽しみがありますよ。

Soundcore Liberty 4の最適化設定

Anker Soundcore Liberty 4
Amazon公式サイトより引用

Soundcore Liberty 4シリーズ(Liberty 4, Liberty 4 NCなど)は、Soundcoreのフラッグシップモデルの一つであり、高音質なドライバー構造(A.C.A.A 3.0)に加え、「HearID」という画期的な機能を搭載しています。

HearIDは、ユーザー自身の聴力を測定し、その人に最適化されたイコライザープロファイルを自動で作成してくれる機能です。そのため、Liberty 4シリーズのイコライザー設定は、まずこのHearIDを活用することが大前提となります。

HearIDをベースにしたカスタマイズ

  1. まずはHearIDを作成:Soundcoreアプリの指示に従い、静かな環境でHearIDのテストを実施します。これにより、あなた専用のサウンドプロファイルが作成されます。
  2. 作成されたプロファイルを聴いてみる:多くの場合、この時点でデフォルト設定よりも格段に聴きやすく、バランスの取れたサウンドになっているはずです。
  3. カスタムイコライザーで微調整:HearIDで作成された設定をベースに、さらに重低音を加えたい場合は、カスタムイコライザー画面で100Hzや200Hzを+1dBから+3dB程度、追加で持ち上げます。

Liberty 4は元々の解像度が非常に高いため、イコライザーで低音を大きくブーストしても、音が破綻しにくいというメリットがあります。HearIDをベースに、好みに合わせて大胆な調整を試してみるのも良いでしょう。

Soundcoreイコライザー重低音設定の総まとめ

この記事で解説してきた、Soundcoreイコライザーの重低音設定に関する要点を以下にまとめます。

  • イコライザーは音質を自分好みに調整できる機能
  • メリットは特定の音の強調、デメリットは音のバランス崩壊の可能性
  • 重低音設定の基本は低周波数帯域を持ち上げること
  • 低音だけを上げすぎると音がこもる原因になる
  • 中音域の調整でボーカルの埋もれやこもり感を防ぐ
  • 高音域とのバランスを取ることでクリアな迫力が生まれる
  • Soundcoreアプリにはプリセットとカスタム設定がある
  • パーフェクト設定はW字カーブを意識して手動で再現を目指す
  • ライブ感の演出には低音と高音を上げるV字設定が効果的
  • 機種ごとに音の特性が違うため設定の最適解も異なる
  • Life P3は元々の強みを活かしつつバランスを整えるのがコツ
  • P40iは素直な音質をベースに好みの味付けをするイメージ
  • Liberty 4はまずHearID機能で最適なプロファイルを作成するのが最善
  • 設定に絶対の正解はなく自分の耳で確かめることが最も重要
  • この記事の情報を参考にあなただけの最高のサウンドを見つけてください
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この記事を書いた人

日本を代表する超大手電機メーカーグループ会社で、ホテル内の電気で動く全ての製品の選定を行っていました。その経験をもとに、室内で電気が通るモノ全般について、皆さんのお悩みを解決することが出来るよう、記事にしています。
自信作はアマゾンecho経由でエアコン、TV、空気清浄機、照明とカーテンを音声認識でコントロールできる部屋をプロデュースしたことです。

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